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京都大原宝泉院・額縁庭園が雪景色となって

by Cosmos

額縁庭園の代表格として有名な、京都大原にある宝泉院。
紅葉が始まる前の秋に訪れて、素晴らしかったことを覚えている。
下のように、ブログ記事にもしているくらい。

「額縁庭園」という言葉がある。
建物の柱や窓を額縁に見立てて庭園を眺める、そんな庭園。
その額縁庭園の代表格が、京都大原・宝泉院。
京都大原宝泉院・額縁庭園の初秋

この額縁庭園は、紅葉の時期、そして雪景色も素晴らしいと聞いた。
紅葉の時は残念ながら行けなかったけれど、大原に雪が積もった時期にちょうど時間があったので、再度宝泉院を訪ねてみたよ。

大原の里はすっかり雪国。京都市街からバスで30分程度なのに京都市は思えないくらい。
観光客の多い場所ではあるが、特にこの時期は静かな山里である。

大原 茅穂橋(未明橋)
大原 茅穂橋(未明橋)

有名な三千院の前を通り過ぎ、雪深い中を宝泉院へ向かう。
津川にかかる茅穂橋(未明橋)は朱に塗られていて、冬の殺風景になりがちな風景の中でひときわ目立つ。

雪に足を取られながらも、やってきました宝泉院。
ちょっと青空が覗いてきたようだ。

門をくぐり、建物内に入る。
お庭はどうなっているだろうか。

宝泉院 庭園
宝泉院 庭園

宝泉院庭園。やっぱり素晴らしい。
雪が適度に積もっていて、緑もほどよく見られ、日も差している。
景色も空気も澄み渡り、美しい光景だ。

こうやって縁側に出てみると、寒さ冷たさが身にしみる。
それもまた良い。

宝泉院 五葉の松
宝泉院 五葉の松

樹齢700年の五葉の松もすっかり雪をかぶっていて、美しい額縁庭園を形作っている。

宝泉院では、抹茶とお茶菓子をいただける(拝観料に込み)。
寒い中でいただく抹茶は温かく、甘過ぎないお茶菓子と合わさって格別の味わいがある。
染みわたるように体の中へ入ってゆく。

もう一つの庭園である、鶴亀庭園の蹲。
筧から流れる水は透きとおり、冬の日を浴びてキラキラしていた。
見ていると、自分の心も透き通ってゆくよう。

宝泉院 盤桓園 額縁庭園雪景色
宝泉院 盤桓園 額縁庭園雪景色

これが見たかった額縁庭園の雪景色である。
雪深い中、わざわざ大原まで来てよかった。

ここは暖房がなく寒いのだけどとても居心地がよく、かなり長い時間居座ってしまったようだ。
そういえば、この庭園の名前は「盤桓園(ばんかんえん)」という。盤桓とは立ち去りがたいという意味らしい。まさにそうだった。

大原の冷たくきれいな空気を吸うと身体中の汚れが落ちてゆくように感じて、最後にもう一回だけ深呼吸をして、名残惜しく宝泉院を後にした。

PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4


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