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建仁寺・久昌院 京の冬の旅特別公開を訪ねて

by Cosmos

年が明けて今年も始まった、京の冬の旅 非公開文化財特別公開。
この特別公開、サブタイトルは「秘められた京の美をたずねて」。んー、この神秘的な感じがいいね。
普段は公開されないお寺などの文化財が見られる貴重な機会なので、楽しみにしている。

特別公開されるお寺はいくつもあれど、今回訪ねたのは建仁寺塔頭・久昌院(きゅうしょういん)。
なにせここは京の冬の旅では20年ぶりに公開、他でも公開される機会はほとんどないレアなお寺らしい。
それは行ってみたくなるよね。

建仁寺に行くには、四条通祇園から、祇園のお茶屋が並ぶ有名な花見小路を下がる。
花見小路を下がっていると、ん?

花見小路は最近いろんなお店が出店している。ここは、町家風エルメス。
祇園にエルメスなんてすごいよね。9ヶ月間の限定出店らしい。
中を覗くのはちょっと敷居が高いかなと思ったけど、周りにある祇園のお茶屋に比べたら全然低いなあと思い返し、入ってみた。
中には、ほとんどスカーフばかり置いてあった。確かに、スカーフなら寄ったついでに買いやすい。
もっと高いものは、きっと二階なんかの店の人に案内されないと入れない秘密の場所にあるに違いない?

さて、建仁寺に入り、その敷地内にある久昌院へ。

久昌院 庭園

久昌院の池泉観賞式庭園。左手に見えるのは建仁寺の法堂。
それほど大きくはないが、冬の寒い中でも緑が多く癒される。

心字池を中心とした本堂前庭は、二段に刈り込まれた生垣の奥に建仁寺の堂宇や東山を望む池泉観賞式庭園。
第51回京の冬の旅非公開文化財特別公開オフィシャルサイト


久昌院は建仁寺の塔頭寺院で、徳川家康に仕えた武将・奥平信昌(おくだいらのぶまさ)の菩提寺として創建された。
第51回京の冬の旅非公開文化財特別公開オフィシャルサイト

奥平信昌は長篠の戦いで功績を上げて、徳川家康に評価された方。
その長篠の戦いを描いた襖絵「長篠合戦図」がここの見どころ。普段はもちろん見られないのだが、特別公開なので拝見することができた。

「長篠合戦図」は拝見することはできるが写真撮影は禁止なので、チケットに載せられた写真で我慢してね。

織田・徳川連合軍と武田軍による「長篠の戦い」での信昌の功績を称え、絵師・宇喜多(浮田)一蕙(いっけい)が描いた「長篠合戦図」が襖絵として残されている。
第51回京の冬の旅非公開文化財特別公開オフィシャルサイト

解説してくださった方によると、長篠の戦いでは敵方である武田軍が攻め入って奥平氏は籠城して目立たないので、描かれているのは敵方ばかりらしい。なかなか面白い。

久昌院方丈の中からお庭を見て、額縁庭園ふうに撮影する。
冬の地味な色合いもまた落ち着いて、味わいがある。

ここ久昌院には茶室もある。
撮影禁止なので外からしか撮れないが、ちょっとユニークな茶室。

書院「高松軒」には、天井や間取り、入口が複雑で変化に富んだ茶席「遠州別好ノ席(えんしゅうべつごのみのせき)」が残されている。
第51回京の冬の旅非公開文化財特別公開オフィシャルサイト

外では椿が西日に照らされ、きれいに咲いていた。
冬の日は短く、もう日が暮れる。
まだ人の流れの多い花見小路を上がり、家路を急いだ。

PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4


平成29年(2017)京の冬の旅非公開文化財特別公開
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