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妙心寺養徳院・大雄院 京の冬の旅特別公開へ行く

by Cosmos

年明けの寒く少し寂しい京都の景色の中で、京の冬の旅 非公開文化財特別公開が今の季節の見どころ。
前回は建仁寺・久昌院を訪ねたが、今回も普段は公開されていないお寺へ。

建仁寺同様、今回も禅寺を訪ねた。
花園・妙心寺の塔頭、養徳院と大雄院。
どちらも普段非公開なので、拝観する機会がなかなかない。
さて、どんなところだろうか。

養徳院

妙心寺の境内に養徳院はある。
特別公開だけど参拝者は多くなく、静かな雰囲気だ。

建物内部は写真撮影禁止なので、載せられないのが残念。
さて、養徳院とはどんなお寺?

豊臣秀吉の重臣であった石河光重(いしこみつしげ)が、父・光延の菩提を弔うため創建した妙心寺の塔頭寺院。
本堂には、本尊・釈迦三尊像や石河家歴代の位牌を安置し、梅や椿が咲く枯山水庭園には、十三重石塔や灯籠が点在する。
寺宝「酒茶論(しゅちゃろん)」は、妙心寺五十三世をつとめた高僧・蘭叔玄秀(らんしゅくげんしゅう)が著した漢文体の掛軸で、酒と茶の徳について論争したもの。
また、桃山時代に活躍した曽我直庵(そがちょくあん)筆の白と黒の「鷹の図」2幅や、鑑真和上請来と伝わる鉄鉢などの寺宝も特別展示される。
第51回京の冬の旅オフィシャルサイト

養徳院の枯山水庭園。
だけど苔で覆われていて、枯れているというよりは冬でも生き生きしているような。
個人的には生命力を感じるお庭が好きなので、このお庭も素敵。

お庭から本堂を見るとこのような建物。

冬なのに苔の緑はきれいで、万両の実の朱色と合わせて冬らしくない鮮やかさだった。

大雄院

養徳院の隣に大雄院(だいおういん)はあった。特別公開が2ヶ所一気に見れちゃう便利さ。
ここは、尾張藩家老であった石河光忠が父を弔うために建立したお寺。

早速入らせていただく。
書院を左手に見ながら、客殿へと進む。

客殿へ。
左右には苔が美しい。冬の景色は色が少ないだけに、鮮やかさが目立つ。

客殿の中に入ると、伊藤若冲の掛け軸がお出迎え。
盆栽ともども、新春らしくて良いね。(撮影許可を得ています。)

客殿よりお庭を拝見。
禅寺なので枯山水庭園のはずなんだけど?
白砂じゃなくて、一面に苔で覆われているので生き生きとしている。
水の流れの部分は、苔の種類を変えることで色を変えて表されている。
苔好き(自分)にはたまらない。

斜めから庭園を見ると、苔の具合がより分かりやすい。
右の写真では、蹲に千両が。これも新春らしくて良いね。

先の苔むす枯山水庭園の横には、池泉庭園。
あれ、禅寺のお庭は水がないはずなのに? そんな例外もまた面白い。
池は水の確保が大変。ここでは雨水など貯めた水を循環させているとのこと。

大雄院では、庭園以外にも柴田是真が描いたユニークな襖絵など見どころが多く、楽しむことができた。

大雄院を出て、妙心寺境内を散策。
いっぱい実った柿の実が冬らしからぬ青い空に映えていて、とてもまぶしかった。
寒い京の冬と覚悟はしていても、この時はとても暖かく、それがありがたかった。

さて、いよいよ一年で一番寒い時期がやってきた。
でも、せっかくだから京の雪の季節を楽しみたい。そんなふうに、前向きに捉えてゆかなくちゃね。

PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4

平成29年(2017)京の冬の旅非公開文化財特別公開
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