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100名限定レアスポット 京都白龍園の紅葉の素晴らしさは本当だった

by Cosmos

紅葉の名所だらけの京都で、ひときわ素晴らしく、かつ見るのが困難という、レアスポットがあるらしい。
そんな噂を聞いた。
紅葉と桜の季節以外は非公開。さらに公開時でも一日に100名しか入れないという、そんな秘密の庭園があると。
その名は、白龍園(はくりゅうえん)。

調べてみると、下のような記事を見つけた。やはり激レアスポットらしい。

これだけハードルが高いと、逆に行ってみたくもなるよね。
というわけで、見てきました白龍園!

まずはチケットをゲット

出町柳駅で白龍園のチケットを買うのに並ぶ人々

まずは、先着100名のチケットを取らないと。
白龍園のチケットは現地では売っていない。予約もできない(一部予約可能なプランあり)。
白龍園の近くを通っている叡山電車の起点、京都・出町柳駅で朝9時から当日分の100枚だけ発売されるので、並んで買うことになる。
僕は朝7時45分に並んで70番目くらいだった。並んでいる人、ひとり一枚しか売ってくれない。
8時過ぎにはもう100名に達して締め切り。紅葉ピークの天気の良い平日である。
紅葉ピークで天気の良い日なんて数日しかないから、そんな日にここを訪ねるなんてやっぱりハードルが高いね。

叡山電車 二ノ瀬駅

チケットを取ったら、早速出町柳駅から叡山電車に乗り込む。
チケット発売が9時、白龍園開園が10時からで閉門はわずか13時半なので、急ぐ気持ちにもなる。
出町柳駅から25分くらい電車に乗って、京都盆地の北の端の端、二ノ瀬駅に到着。電車は貴船や鞍馬にハイキングで行く人でいっぱいだ。

いよいよ白龍園へ

駅から10分弱歩いたら、白龍園があった。

白龍園 入口

白龍園入口。
これはすごい。
紅葉が素晴らしいのはもちろん、石段すら苔むしていて、苔の緑と落ち葉の赤がとても美しく、この石段を上るのが憚られるほど。
この苔が踏みにじられて台無しにならないために、入園を100名に限定しているんだね。
100名しか入れないから、人が映り込まない写真も撮れるし、ゆっくりと見ることもできる。

鶯亭

白龍園 鶯亭

苔むす石段を上ると、鶯亭がある。
ここの紅葉も見事としか言いようがない。
もちろんこの中に入って、外の紅葉を眺めることができる。
中から見ると……。

白龍園 鶯亭から

それは素晴らしい額縁庭園を拝見できた。
日の光が差していて、紅葉の朱とともに眩しいくらい。

白龍園はお寺?

実は、この白龍園は神社仏閣ではない。
ここは、青野株式会社というアパレルメーカーの創業者が作った庭園。
それも庭園の専門家に頼ることなく、創業者と会社の社員で50年をかけて作り上げたという。今でも、社員さんが庭の手入れをしている。
これはすごいことで、驚いてしまった。
当日も社員さんが庭園に配置され、見学者に説明(と監視)をしておられた。

白龍神社

さて、日の当たる鮮やかな紅葉の場所から少し山あいに入ると、日陰の暗い場所がある。
ここには、白髭大神と八大龍王を祭る祠がたてられている。白龍園を作るときにこれらも作ったとのこと。
その周囲は、道までもが苔で覆われている。
それは神様が住んでいても何の不思議もない、幽玄な別世界だった。

再度庭園へ

庭園には小さな池があった。
その池の周りはこれまた苔むしているが、苔の上には一面の散紅葉が。
白龍園はどこを見ても美しい。

これが上から見た庭園。鞍馬の山を借景にしている。
見てわかるのは、人がほとんどいないこと。
100名限定なので入るのは難しいが、入ってしまえばゆっくりできる飛びっきりの空間である。

白龍園 彩雲亭

白龍園 彩雲亭。ここも苔の上に散紅葉。
白龍園ではところどころに東屋が配置されており、ゆっくりと座って庭園や山を眺めることができる。
木漏れ日が差し込む中、ここでしばし贅沢な時間を過ごす。

白龍園 清風亭

白龍園 清風亭。
ここはひときわ苔むしている。東屋の屋根さえも。
苔と後ろの紅葉との対比がとても鮮やかだよね。

名残惜しく去る

素晴らしい景色に囲まれ、まるで竜宮城に行った浦島太郎のように時間が過ぎていた。名残惜しいけど、もう帰らないと。
落ち葉が散る苔の石段を、一段ずつ踏みしめて降りる。

出口で係の方に素晴らしかったですとお礼を述べると、春も公開しているのでまた来てくださいね、と笑顔で言われた。
また春になってこの桃源郷の桜を見るのを待ち遠しく感じながら、白龍園を後にして慌ただしく電車に乗り込んだ。

PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4

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