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京都・龍安寺の色

by Cosmos

枯山水庭園などでとても有名な、京都・龍安寺(りょうあんじ)。世界遺産でもある。
有名すぎて参拝客が多すぎるので自分はあまり行かないのだけれど、お庭で瞑想でもしようかと思って久しぶりに訪ねてみた。

初秋の曇り空の朝に訪ねた。
だいぶ涼しくなって心地よい。まだまだ緑は夏の色だった。

龍安寺 庫裡

龍安寺庫裡。ここから入る玄関。
庫裡(くり)は本来台所の意味だけど、玄関の意味でも使うという。
紅葉がとても有名で綺麗だが、緑もまた雰囲気があって美しい。

方丈

建物の中に入って、方丈から西を望む。
襖絵には龍と北朝鮮金剛山が描かれているとのこと。
こういう場所はやはり気持ちが落ち着く。


龍安寺 石庭

枯山水の代表として教科書にも載る、かの有名な石庭。
シンプルな禅の色が素晴らしいと思う。

ここで座禅を組んで瞑想しよう。
と思ったけれど、次々と修学旅行生などの団体が来る。

そしてタクシードライバー兼ガイドが、石庭の謎を解説する。
いわく、15個ある庭石はどこから見ても必ず隠れる石があって全部は見えない、それは人間は不完全な存在ですべてを見通すことなどできないとの戒めであると。

その教えは素晴らしいのだが、大きな声のビジネスライクな解説が次々と続くと座禅どころではない。
騒がしいのはわかっていたので朝早めに行ったんだけど、それでも駄目だった。

気が散るので瞑想は諦めた、残念。

気を取り直して、石庭から西に少し進み方丈の廊下を曲がると、白砂から一転して緑色の世界に。
人は多いが縁側を通り過ぎるだけなので、しばしぼんやりとする。

蹲居

これも大変有名な蹲居(つくばい)。
黄門様である水戸光圀が寄進したものとされる。これはレプリカだけど。

彫ってある文字もとても有名。「吾唯足知」(われ ただ 足ることを 知る)。
不満を言わず今で充足することを知りなさい、という意味と言われているが、解釈はいろいろあるようだ。

建物を出ると、前には大きな池が広がっている。鏡容池(きょうようち)という名前。
シンプルでモノトーンな枯山水の石庭を見た後では、実際に水があって花が咲いている、色とりどりの美しさを改めて感じる。

家鴨がすいすい泳いでいたりして、これはこれで和む。

こんな自然を生かした場所を訪ねていると、季節が少しずつ変わってゆくのがとてもよくわかる。
夏から秋へ移るこの時期は不安定だけど、そんなところがなんだか好きだ。

PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mmF2.8-4 & PENTAX 55-200mmF4-5.6

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